あらすじ
【魔法も銃も、俺の『正拳突き』一つに及ばない。】
世界にダンジョンが出現して二十年。人類は『魔力』という異能に目覚め、魔法や近代兵器でモンスターを狩る「探索者時代」を迎えていた。
そんな中、継星(つぎほし)カイは、魔力適性ゼロの「無能」として蔑まれていた。彼にあるのは、時代遅れと笑われ、門下生が一人もいなくなった実家の『古武術』だけ。 しかし、人々は知らなかった。カイが日々繰り返していたのは、ただの型稽古ではない。肉体のリミッターを外し、空間すらも打撃の媒体とする「真の武」であることを。
生活費を稼ぐため、素手でFランクダンジョンに潜ったカイ。そこで彼は、物理攻撃無効のはずの亡霊(レイス)を、ただの「掌打ち」で霧散させてしまう。
「魔力がない? 物理が効かない? ――関係ないな。正しく打てば、どんな理屈も壊せる」
その姿を、偶然にも世界ランク1位の聖女・エルナに目撃されたことで、カイの平穏(?)な日常は一変する。
「私を弟子にしてください!」 「断る。……ていうか、あんた世界最強だろ?」
魔法の理を越えた一撃が、現代最強の常識を塗り替えていく。 これは、魔力を持たぬ男が、古の技で世界の頂点へと駆け上がる、無双の武勇伝。