あらすじ
世界が崩れそうになったとき、
それを救う方法は一つしかない。
一部を閉じ、
選ばれなかった世界を切り捨てること。
それが、この世界の常識だった。
そんな中、ただの臆病者の少年は
《閉界の鍵》を拾ってしまう。
だが彼は、使わなかった。
誰かを救うために、
誰かを切ることを拒否した。
神殿は彼を危険視し、
王権は利用しようとし、
切られた世界の住人たちは彼の拒否に揺れる。
切る勇者でも、壊す英雄でもない。
ただ「切らせない」ために、
少年は世界の縁を歩き始める。
これは、
世界を救う方法そのものを拒否した少年の物語。