あらすじ

没落華族の娘・日向紬(ひなたつむぎ)は、家の借金を清算するため、帝都の端に棲む名家・皇(すめらぎ)家へ嫁ぐことになった。 当主の晄臣(あきおみ)は、古の龍神の血を引くと噂される謎多き人物。初対面の彼から放たれたのは、歓迎の言葉ではなく、部屋の温度を下げるほどの強い拒絶。だが、重度の気象マニアである紬にとって、彼の不機嫌な嵐は、何よりも美しく心躍る観測対象で――。 「晄臣様、その鱗の輝きはまさに薄明光線ですわ!」 「……帰れと言ったはずだ。貴様、死にたいのか」 孤独ゆえに心を凍てつかせてきた晄臣を、紬は自慢の気象知識と底抜けの情熱で、強引に快晴へと導いていく。しかし、二人の心が通い合った瞬間に生まれた銀色の雪が、帝国軍の野心を刺激してしまい……。 大正浪漫の空模様。この恋、予測不能につき!?

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カクヨム2026/01/11
  • 現在の作品不機嫌な龍神さまの甘恋予報