あらすじ
鳥は羽を挫かれても、もう一度飛ぼうとする。
なぜなら飛ぶことに疑念を抱かないからだ。
だが、それを見た人は問う。いずれまた墜ちるのなら、
―――今度はなんの為に飛ぶ?
自由に飛ぶ鳥への憧れと、
自由に飛ぶことへの疑念が混ざり合い、思考が重力に縛られ、地を這って離さない。
生きる力を失うのは、
大きな困難が訪れたときでも、
不幸に見舞われたときでもない。
「生きる意味」を喪失したときである。
雑草は、土・水・光をエネルギーとして生きる。
一部動物は、草をエネルギーとして生きる。
人は、そのあらゆるものをエネルギーとして生きる。
では、どんなエネルギーが「生きる理由」になる?