あらすじ
「素晴らしい!伝説の勇者たちよ!魔王を倒して世界を救うのだ!」
突如として異世界アステリアに召喚された3人の日本人。
しかし、国王の期待は早々に裏切られることとなる。
一人目は、合理主義を貫く【ゆとり世代勇者(35)】
「契約書がないと動きません。あと17時なんで定時退社します」
スキル『絶対定時』を駆使し、ボス戦の最中でも帰宅してしまう鉄の意志。
二人目は、タイパ至上主義の【Z世代勇者(20)】
「魔王討伐とかコスパ悪くないすか?それより魔王の暴言を拡散して炎上させましょうよ」
スキル『切り抜き拡散』で、剣を振るわずに社会的抹殺を狙うデジタルネイティブ。
そして三人目は―― バブル崩壊後の超・就職氷河期に、2浪というハンデを背負って社会に放り出された【氷河期世代勇者(49)】の俺。
若手二人が戦線離脱する中、俺だけは違った。
魔王が放つ絶望の精神攻撃『お前の代わりはいくらでもいる』『無能』『サビ残』の言葉も、俺には効かない。
なぜなら、新卒時代の圧迫面接と、その後のブラック企業勤務で「言われ慣れている」からだ!
「E判定?不採用通知?それがどうした!まだ志望校(生きる道)は変えないぞ!」
固有スキル『不採用通知(お祈り)無効』と『社畜の呼吸』を武器に、メンタル最強のおっさんが異世界を泥臭く救う! これは、ロスジェネ世代の悲哀が、異世界で最強の盾となる、愛と勇気と労働基準法の物語。