あらすじ
第三王子オラントから「否定ばかりされてもうやだ!」と婚約破棄されたレイラ。
彼女は心の中でガッツポーズをした。
「やっと終わった!」
実は彼女は、無能なオラントの尻拭いをするため、裏で国の行政・財政・兵站を一手に担う「影の支配者(超有能事務官)」だったのだ。
これからは田舎でスローライフ……と思った矢先、レイラの前に国のトップ3――冷徹な王太子、脳筋の第二王子、天才策士の第四王子――が現れる。
「帰すわけがないだろう。お前の作った書類は芸術だ(ハァハァ)」
「俺の兵站を管理しろ。ついでに俺の筋肉も管理しろ」
「貴女の脳みその中身を全部僕に見せてください」
彼らはレイラを愛していたのではない。レイラの「実務能力」に対して、異常な執着(フェチ)を持っていたのだ。
これは、無能な元婚約者がレイラの仕掛けた「承認印トラップ」で勝手に自滅するのを横目に、変態スペックの三兄弟に囲い込まれ、物理的・精神的に逃げ場をなくしていく、ある有能事務官の受難と幸福(?)の物語。
◇本編完結後、各王子とのデート回(番外編)あり。