あらすじ

「すまない。側室を迎えることになった」 三年目の結婚記念日に夫であるクライドが発した第一声がこれだ。 「……事と次第の説明を求めます」 「君のことは愛している。だが、私は王太子だ。どうしても子どもが必要なのだ。わかってくれるね?」 確かに、私達の間にはまだ子どもがいない。 「では、離縁を求めます」 「王家に離縁というものはない。国の機密を外に漏らすわけにはいかないからだ。どうしてもと言うなら、病気療養を理由とした蟄居。もしくは……」 毒杯をといいたいのね。 「……気に入らないわ」 「すまない」 「ええ、済まないわね。済ますはずがないでしょう?」 「だが、致し方ないのだ」 ちっ! こいつ、悲劇のヒロイン……ではなく、ヒーロー……とは言いたくないな。 とりあえず悲劇に酔っているわね? で? なんで私が石女設定なの? あなたが種無しの可能性だってあるのに! 三年間子宝に恵まれなかった王太子夫妻の夫婦喧嘩とその後。

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小説を読もう2026/01/11
  • 現在の作品三年目の夫婦事情〜なぜ貴方にだけチャンスがあるのですか?