あらすじ
聖女は、絞首刑に処された。
神に愛されているかどうかを、確かめるために。
奇跡を持つ彼女は、すべてを救わなかった。
救えないものを「救える」と嘘をつかなかった。
その正直さが、「冷酷」「選別」「偽りの聖女」と呼ばれ、やがて“悪役”へと変えられていく。
公開処刑。
そして――蘇生。
神は彼女を見捨てなかった。
だがそれは、人の正義を完全に否定する出来事だった。
「神に愛された悪役聖女」として生き返った彼女は、
もはや誰の信仰にも、誰の都合にも従わない。
これは、
正義が聖女を殺し、
神がその正義を否定した物語。