あらすじ
中津川トオルは中学3年生の1月、長いこと音沙汰の無かった伯父の訃報を聞いて、彼の葬式へと参列する。
その会場にいたのは白く美しい肌を持ったエルフの女性アルフィリアとその娘である車いすの少女ミリエラだった。
アルフィリアがエルフ族の女性であることを、特徴的な長い耳を見せるとともに打ち明けられたトオルは、
同時にその子供であるミリエラが人間である伯父とエルフの間に生まれたハーフエルフであることを知らされる。
「ミリィは遺伝的な疾患によって生まれつき、車いすでの生活を強いられているんです」
ライオンとトラの子供であるライガーに先天的疾患が見られるように、数百年の寿命を持つエルフとただの人間の間にできた子供が五体満足で生まれてくる保証などどこにもなかったのだ。
それでもトオルは献身的にミリエラを思いやり、次第に彼女との絆を深めてゆく。
そしてひょんなことから、トオルとミリエラの同居生活が始まることになって……
これはハーフエルフの従兄となった少年が、いもうとを幸せにするために邁進する物語である。