あらすじ
藤原慎吾(ふじはら しんご)は、普通の高校に何とか入学して、一月ほど経ち、そろそろ生活にも慣れ、呑気に最下位カーストでやっていた。
その日も、何の変哲もない、いつもの帰宅になるはずだった。
「募金をお願いします。」
学校の帰り道。
見たことがない制服を着た女の子達が張り上げている声をバックに、慎吾は、思いっきり舌打ちをした。
「くっそー。ギリギリ間に合わなかった。」
駅前にあるバス停の向こうに、走っていくバスが見える。
それなりに人口がある田舎町、彼の住む家は、ここから三十分ほどバスに揺られたところにあった。
次にバスが来る時間は、見るまでもなく、しばらく後。
「どーすっかなー。」
ぐるりとあたりを見回す。
ちょっと離れた場所にあるコンビニ、そこにある商店街の中の本屋か喫茶店、もしくはおもちゃ屋。
「んー。とっ?」
目の前に、女の子が立っていた。
慎吾のスローライフな日常は、、、、、、。