あらすじ
「俺は日本で普通に育った、普通の感性の持ち主だ。絶対に弟に恋なんてしない!」
ある日、階段から落ちてきた辞書が頭を直撃し、前世の記憶を取り戻した公爵家の長男アルバート・ロゼルト。
ここが前世で姉がプレイしていたBLゲーム『水晶塔の禁断の夜』の世界であり、自分が攻略対象の一人であることを自覚する。
結局、主人公の弟・リヒルに抗えない恋心を抱いてしまい、邪な想いと理性の間で激しく葛藤する日々。
しかし、彼には最大の誤算があった。
「兄様、庭に緑色の土管を植えてください。縦に」
「……土管?」
主人公であるはずの弟・リヒルは、恋愛フラグをことごとく粉砕!
兄にはベッドで回し蹴り、騎士候補生にはグーグルアース、王子の告白には格ゲーのコマンド入力を要求。
さらには、公爵家の庭をキノコと金貨と土管で埋め尽くし、異世界を「2Dアクションゲーム」として攻略し始めた!
果たして、愛の重いイケメンたちを「踏み台」にして突き進む弟に、愛する人は現れるのか。
――これは、そんな彼に振り回され続ける、胃の痛い兄の受難の記録である。