あらすじ
春の盛岡。
野外授業で街を歩いていた小学生の進道広希は、クラスメートに声をかけられずに、ひとりスマホの画面を見つめていた。
次の瞬間、そこに映ったのは――
県民たちの思いや願いが集まって生まれた、
「もう一つの盛岡市」だった。
肴町、八幡宮、城跡公園……
四つの場所をめぐりながら集めるのは、
選んだからこそ生まれた、四つの想い。
そして最後にたどり着くマヨイガで、
ぼくを待っていたのは、九戸政実公。
「――お前は、自分の選んできた道を信じられるか?」
これは、選ばなかった自分と向き合う、
盛岡発・児童ファンタジー。