あらすじ
侯爵令息カミーユは幼馴染のユースタスに恋していた。カミーユの中身は女性だが、それを誰にも知られないように生きていた。ユースタスへの想いもずっと秘めていた。
双子の妹シエナは幼馴染でもある第二王子ステファンと婚約していた。しかし、王太子のコーネリアスが王立学園の新入生歓迎パーティーで、公爵令嬢エリーゼとの婚約を公の場で破棄し、男爵令嬢カンナと結婚するという。騒動の結果、コーネリアスは廃嫡に、そして伯爵に落とされることになる処分だった。そして、王太子に繰り上がったステファンの婚約者をエリーゼと挿げ替える話が持ち上がる。ステファンを愛している妹シエナの危機にカミーユは心穏やかではない。
そんな時、件のエリーゼとひょんなことから親しくなり、彼女と自分が同じ悩みを抱えていることを知る。彼女もまた叶わぬ恋を秘めていた。故、ステファンとの婚約を望んではいなかったが、権力を欲する父親に背けず悩んでいた。