あらすじ
社交界では「ぐうたら令嬢」と嘲笑される侯爵令嬢、レイリア・エルヴァーン。
だがその正体は、王国最前線で無数の魔物を素手で殴り倒してきた、正体不明の戦士――【拳姫】である事は誰も知らない。
ある日、第二王子から一方的に婚約破棄を言い渡される。
理由は平民令嬢との恋と、そして「王族にふさわしくない行動」などという、心当たりのないでっち上げ。
レイリアは一言。
「ふーん、そうですか」
そのように答え、王宮を去る。
彼女自身、王宮から命令で第二王子の婚約者になったので、どうでも良かったのである。
だが――怒りに燃えたのは、最強すぎる家族だった。
「娘を侮辱する国に、用はない」
「帰りましょう、私の故郷へ」
こうして「ぐうたら令嬢」と呼ばれたレイリアは、母の祖国であるアルディナ王国へ。
そこでは、元王女の母と最強家族としての素顔が明らかに――そして出会う、最強と呼ばれている氷の騎士・ゼロス。
「……貴女のような怠け者が、剣を握れるとでも?」
「……うるさい堅物ですね。私は昼寝がしたいだけです」
勘違いから始まる、二人の関係の行方は?
そして、「拳姫」を失った王国に待つのは、静かな破滅――
怠け者令嬢(中身:最強)×無口な堅物騎士(中身:真面目)
最強家族が繰り広げる、異世界ファンタジー、開幕!