あらすじ
「本ヒロ」の世界に転生した、最初の悪役令嬢――シェリア・ヒルレール。
物語ではたった15ページで修道院送りになる“悲劇の令嬢”だった。
3歳で前世を思い出した彼女は、運命に抗うように大好きな妹シシィを溺愛し、妹と妹の想い人である自分の婚約者が結婚できるように奮闘する。
「だって、シシィには幸せになってほしいもの。」
しかし、妹が暴漢に襲われ命の危機に晒された時、
彼女は“女神アルカディアの奇跡”を発動し、その代償に“聴覚”を失う。
――それでも、妹が生きているなら、それでいい。
平民として花屋を営むようになったシェリアは、
植物園で“女嫌いの騎士団長”アレクシードと運命的な出会いを果たす。
彼の冷たい瞳に隠された孤独、
そして彼女の音のない世界に咲く優しさ――。
悪役令嬢は、妹を溺愛し、やがて“女嫌いの公爵”に溺愛される。
――これは、“悪役”に転生した少女が、
“真のヒロイン”へと咲き誇るまでの物語。