あらすじ
『負け犬令嬢』──それは神聖ソレム帝国の元第一皇太子妃・ジュリエッタの異名である。
当時の夫だった第一皇太子から離縁を切り出され出戻ったことに由来して、ジュリエッタを嘲るために広まったものだ。
すでに齢二十五。神聖ソレム帝国では女がこの年齢を過ぎると、次の嫁の貰い手が付きにくくなると揶揄される。
二十六歳になるまであと一か月後。実家であるウルズ公爵領・アクィラ家の屋敷で『女の消費期限』が迫り、鬱々とした日々を送るジュリエッタ。そんな中、ある日突然思いもよらぬ来訪者に結婚の申し込みをされる。
その相手はジュリエッタの幼馴染であり、現在は武功を立てたことで『太陽を喰らった狼』と世間から讃えられる貴族軍人・アンドレアだった──。
「俺と結婚してくれ」
これは、『負け犬令嬢』と呼ばれた公爵令嬢が初恋の相手に再会し、一途な愛を知って結ばれるまでの話。
※中編小説です。
※この物語はフィクションです。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨・奨励するものではありません。