あらすじ
「リデル、君のような可愛げのない女とは婚約破棄だ!」
夜会の中央、婚約者であるバリオス伯爵令息が高らかに宣言した。
彼は私の妹である「可愛らしい」義妹の腰を抱いている。
周囲は私を哀れんだが、私は扇の下で口角を上げた。
(ああ、やっと解放される……!)
私が彼のために整えた帳簿、埋めた赤字、そして彼が裏で重ねていた横領の証拠。
全てを譲りますと言ってサインをさせた瞬間、私の役目は終わった。
「ええ、謹んでお受けします。どうぞお幸せに」
これは、実務能力だけが取り柄の地味な私が、ゴミを捨てて身軽になり、以前からヘッドハンティングをしてくれていた「氷の公爵」ゼイン様に溺愛されるまでの、爽快な逆転劇。
※ハッピーエンド確約。ざまぁは社会的・法的に容赦なく行います。