あらすじ
二月。崎山音羽のルームメイトである宮守理亜が突然行方不明になった。
そして三月、彼女は遺体となって戻ってきた。
理亜を失ったという喪失感を受け止めきれない音羽はそれから半年もの間、ただ虚無の中で高校生活を続けていた。そんな秋のある日、音羽はコンビニの前で理亜によく似た少女を目撃する。
――そんなはずはない。
――彼女は死んだのだ。
そう自分に言い聞かす音羽。
しかし、そんな音羽の気持ちを揺さぶるかのように彼女は現れた。
まるで何事もなかったかのように、以前と変わらぬ輝いた笑顔で。
そして彼女は言った。
「あたしが人殺しだったらどうする?」と。