あらすじ
定時で帰る恋人・七海に合わせて仕事を片付けていた陸は、彼女が体調を崩したというメッセージを受け取る。
待ち合わせは中止。
それでも陸は、必要なものを買い込んで七海の部屋へ向かう。
同じ夜、同じ通知、同じ体温。
看病という同じ状況の中で、陸は二通りの行動をとる。
ひとつは、段取りよく卵粥を作る“できる男”の陸。
もうひとつは、簡単なはずのパン粥を作りすぎてしまう“だめな子”の陸。
同じ言葉、同じ選択、同じ優しさ。
けれど、手つきだけが違っていた。
シリアスとコメディ、二つの視点で描く、
看病の夜の小さな物語。