あらすじ
時は戦乱の時代。帝国全土で既存の秩序が崩壊し、変革の嵐が吹き荒れる中、『英邁公』ことレイ・オーベルは綺羅星の如く表舞台に登場し、ある時はその優れた人格から公明正大な聖人と称えられ、またある時は狡猾な策謀を次々と繰り出すことから表裏比興の者として畏怖されるなど、両極端な評を持つ彼は、当代随一の人物として帝国を越え大陸全土にその名を轟かす事になる。
だが、ごく僅かな人物を除き世界は知らなかった。事実、レイ・オーベルが二つの人格を有していた事を。
そして、狡猾な方の人格は異世界からの転生者であり、面倒事をこよなく嫌う彼は戦乱や政争とは無縁の静かで優雅な隠居生活を望んでいた事を。
しかし、
次々と舞いこむ問題→それを華麗?に解決する→周囲が一目おき彼にさらなる難問を持ち込む。
と、いう負の連鎖にはまり、彼のささやかな願望はどんどん遠くに追いやられてしまう!
苦労と立身の果てに、辿り着くの理想のセカンドライフか、それとも───。