あらすじ

「エミリア、貴様との婚約を破棄する! 魔力ゼロの能無し聖女など、我が国には不要だ!」

聖女として国を支えてきたエミリアは、ある日突然、第一王子から婚約破棄を言い渡される。
彼が選んだのは、派手な魔法を使うだけの男爵令嬢だった。

身に覚えのない濡れ衣を着せられ、着の身着のまま極寒の辺境へ追放されてしまったエミリア。
雪の中で行き倒れかけた彼女を救ったのは、「氷の死神」と恐れられる辺境伯・アレクセイ公爵だった。

「……美しい。君が咲かせた花は、こんなにも温かいのか」

恐ろしい噂とは裏腹に、彼は不器用ながらもエミリアを全力で甘やかしてくる。
しかも、エミリアの魔力は「ゴミ」どころか、大地を癒やし作物を実らせる、国にとって必要不可欠な『豊穣の聖女』の力だったのだ。

美味しいご飯に、温かい暖炉、そして優しい公爵様。
辺境でのスローライフを満喫するエミリアの一方で、彼女を追放した王都では作物が枯れ果て、疫病が蔓延し、国家存亡の危機に陥っていた。

「エミリア、頼むから戻ってきてくれ!」
「いいえ。私はこちらの領地で幸せになりますので、さようなら」

これは、虐げられていた聖女が本当の愛を知り、幸せを掴むまでの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/01/10
  • 現在の作品「君の魔力はゴミだ」と婚約破棄された聖女ですが、拾われた先の辺境で氷の公爵様に溺愛されています。今さら国が滅びそうと言われても知りません