あらすじ
代々強力な魔力を持つ公爵家に生まれながら、魔力の色が見えない「無色(むしょく)」として、家族や婚約者の第一王子から「出来損ない」と蔑まれてきた令嬢・エルセ。彼女の唯一の味方は、同じく忌み子として疎まれていた寡黙な護衛騎士・カイだけだった。
ある日、エルセは「王国の魔力を枯渇させた戦犯」として国外追放を言い渡される。カイもまた、彼女を守ろうとして騎士の身分を剥奪される。二人が隣国へ逃れたその時、エルセの「無色」の魔力が、実は全ての属性を内包する伝説の「始祖の光」であったことが判明。
一方、エルセを失った母国は真の守護を失い、急速に衰退していく。かつて彼女を冷遇した王子たちは、エルセの力を取り戻そうと必死に追いかけてくるが、彼女の隣には、神の如き力を得た最強の騎士・カイが立ちはだかっていた。