あらすじ
深い悲しみに囚われ、世界を無へと返そうとした少女・ロザリア。
彼女を救ったのは、その半身であるリゼッタと、ふたりのかけがえのない存在ラファータだった。
しかし、ある願いを叶えるため、ラファータは自ら花へ姿を変えてしまう。
その願いとは――「ロザリアとリゼッタ、ふたりの愛で世界を満たすこと」。
ロザリアはリゼッタと共に静かに愛を育み、やがて心の土台を取り戻していく。
そして愛が最も満ちたとき、ふたりは自らの「はじまり」へと立ち返り、過去の痛みと対峙する。
「――ロザリア。見えなくても、そばにいるよ」
これは、もう一度「あの子」に逢うための――
ふたりの魂が紡ぐ、祈りと再生の叙情ファンタジー。