あらすじ
目が覚めると、俺は白い犬になっていた。
しかも場所は魔物がうろつく危険な森の中。
途方に暮れていた俺を拾ってくれたのは、実家から「スキルなしの無能」として追放されたばかりの公爵令嬢リアだった。
だが俺は知っている。
彼女が秘めている可能性と、俺自身に与えられたとんでもないチートスキルの存在を。
俺のスキル『守護獣の神託』は、飼い主である彼女に課題を与え、達成させることで爆発的な成長をもたらす育成能力だったのだ!
「よし、まずはこの森を開拓して城を建てよう」
「わんっ!(合点承知!)」
これは、賢すぎる犬(元日本人)と、優しすぎる最強令嬢が、辺境の荒野に伝説の帝国を築き上げる物語。
もふもふ成分多めで、時々ざまぁも添えてお送りします。
【登場人物紹介】
◆フェン(主人公)
過労死した元日本人の社畜。
女神の「次はのんびり愛されたいよね?」という適当な配慮により、異世界で犬として転生した。
見た目は巨大な白いサモエドに近く、極上の手触りを誇る。
スキル『守護獣の神託』を駆使し、リアを最強の女王へと育て上げる。
思考は理性的だが、お腹を撫でられるとIQが下がる。
◆リア・ベルンシュタイン
王国の公爵家に生まれたが、ギフト鑑定で「無能」と判定され、家を追放された少女。
実際はあらゆる魔術と精霊に愛される『全属性適性』の持ち主だが、フェンのサポートがないと発揮できない晩成型。
心優しく、フェンのことを普通の賢い犬だと思って溺愛している。
◆シルヴィア
森で行き倒れていたエルフの狩人。
卓越した弓の腕を持つが、極度の方向音痴のため部族からはぐれた。
フェンの通訳なしではまともに生活できない。
◆ガルド
ドワーフの建築士。
伝説の職人だが、酒癖が悪すぎて工房を追い出された。
フェンが提示する「現代建築の知識」に魅了され、建国の要となる。