あらすじ
晴れる日が指折り数えるしかない極北の大陸。白銀の世界に、おとぎ話の様に煌めく魔女の国〈ロズマキナ〉が存在する。
住民は全て魔女。その中に、唯一の獣人であり男性である魔法騎士ネフィリアードが暮らしている。王都の治安維持を担う黒翼の団の第一部隊の隊長として実直に勤務する彼は、ある日同僚であり幼馴染であるミランジュから緊急の連絡を受ける。
それは、2か月後に開かれる聖誕祭の象徴と呼ぶべき巨大なツリーが暴走したと言うものだった。
直ぐに現場へと急行し、ネフィリアードの活躍によって被害は最小限で済んだ。だが聖誕祭に向けて気合いを入れすぎた魔女の魔法による暴走かと思いきや、何者かによる犯行の疑いがると判明する。
調査の過程で、ネフィリアードの監視するミイラ(仮)男アリュスの経営する服屋に禁止された魔法が使われたと知らせが入る。
甘く、色彩に富んだ国に潜む腐り堕ちた蜜の罪。
極北の大陸に隠された真実は、生命を産む虹の大樹の根元に。
今を生きるネフィリアードとアリュス、そして魔女達の紡ぐ罰の物語。