あらすじ

婚約破棄された瞬間、王宮の灯りが消えた。 ――聖女契約が切れたからだ。 聖女セラフィナが支えていたのは、恋でも名誉でもない。王都を覆う“結界”そのもの。 ところが第一王子アルベルトは「無能だから」と彼女を捨て、魔力量が十倍の新聖女リュミナを隣に据える。 「数値が証明している」 その自信満々の詠唱は――光になって散った。何度唱えても結界炉へ繋がらない。“鍵”が違うから。 警鐘が鳴り、結界が薄れ、城の紋章すら剥がれていく。 国は、5分後に滅ぶ。 今さら戻れと懇願する王子。逃げ惑う貴族。迫る魔物の咆哮。 だがセラフィナは告げる。「契約を切ったのは、あなたです」 そして現れたのは、隣国バルハイムの外交騎士。 「契約解除を確認しました。こちらへ。あなたの労働条件と安全を、今この瞬間から提示できます」 捨てた側が滅び、捨てられた側が救われる。 最後にセラフィナは静かに言い放つ―― 「返してほしいなら。まずは、私の人生を返してください」

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小説を読もう2026/01/09
  • 現在の作品『短編版』【 婚約破棄で聖女契約が切れました。——結界維持が停止したので、この国は“5分後に”滅びます 】