あらすじ
つらい経験をして地元に戻った八卦 蒼介。
職につけずに困っていた彼は、親戚の紹介でタクシードライバーをすることになった。
ある夏の晩のこと。酔客を山奥の集落に送迎した帰り道、やむを得ない事情から、蒼介は気味の悪い女を乗車させた。
女と出会ったことで、蒼介は奇妙な怪異に巻き込まれることに。
「廊(わたどの)」と呼ばれる特異な霊能者 比良坂 読子のおかげで、蒼介は九死に一生を得る。
でもそれは、「忌み物」と呼ばれる怪異にまつわる長いながい夜話の、ほんの始まりに過ぎなかった。
小生のメインシリーズ「黄泉と異神」のリライト作品になります。
本作品、初稿は処女作ということもあり、読み返してみると、気になる点が多々ありました。
そこで、作品としてより高みを目指すため、リライトしました。
私の大好きな登場人物たちが、生き生きと動く作品にしたいと思います。
大筋はそのままに、表現や語り口を改善して、連載作品としての体裁を整えました。
さらにいままで個別に出していた「黄泉」シリーズを一本化します。
これで「廊」と「忌み物」の因縁や、読子と蒼介の恋の行方を、じっくり追いかけることができるかと思います。
時系列が飛びがちな作品なので、そのあたりも読みやすく改善していきます。
オリジナル版は消さずに残しておくので、作品研究として比較してみてください。