あらすじ
汚れた血を持つとされる闐闐家。闐闐家が関わるとその経営はたちどころに崩壊するとされ、疫病神として忌み嫌われてきた。
そんな一族を治める政文には、穣太郎という息子がいる。そして穣太郎には妾の子・羽田健太がいた。健太は一族からも周囲からも迫害されて苦しんでいた。
一族の殺害を企てた健太は、絶海の孤島・浮世島で見事殲滅を成功させる。結果、浮世島には彼が残るのみとなった。
――はずだった。
ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、彼は後頭部に強い衝撃を受ける。
――そして彼もいなくなった。
アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』オマージュ作品。