あらすじ
「全員出て行け! 首を刎ねるぞ!」
「鮮血の暴君」と恐れられる若き皇帝、ヴォルフガング。
彼の寝室に、生贄として放り込まれたのは、下級侍女のシエラ(前世:指名3ヶ月待ちのカリスマ美容師)だった。
殺気立つ部屋で、震えながらシエラが見たものは、暴君の姿ではなく――
「(うわぁ、首筋ガチガチ……。あれは不機嫌なんじゃなくて、重度の眼精疲労と偏頭痛だわ)」
職業病が疼いたシエラは、処刑覚悟で暴君に近づき、そのゴッドハンドで頭皮を揉みしだく!
「ひッ……、あ、そこ……っ」
「はい、力を抜いてくださ〜い」
プロの技でコリを粉砕された皇帝は、シエラの膝の上で猫のようにトロトロになって爆睡してしまい……?
翌朝、目覚めた皇帝はシエラの手を握りしめ、熱っぽい瞳で告げた。
「お前は俺の『薬』だ。一生、俺のそばにいろ」
ただのマッサージだったはずが、どうやら皇帝陛下の心までほぐして鷲掴みにしてしまったようで!?
洗濯係から皇帝専属の「抱き枕(兼ヘッドスパニスト)」に昇格したシエラと、彼女の指がないと生きていけない皇帝陛下の、極上のヒーリング・ラブコメディ!