あらすじ
現代日本。
異界干渉現象により能力者――アビリティアが生まれる世界で、
零堂恒一は“何の力も持たない最弱の一般人”だった。
ある日、能力者同士の戦闘に巻き込まれ、
死を覚悟した瞬間――
恒一は謎の白い空間へと転移する。
そこにあったのは、
能力を授けるという正体不明のガチャ。
引き当てたのは、
炎でも、剣でも、超再生でもない。
――発動中のみ、世界が彼を「勝つべき存在」にする能力。
能力を起動した瞬間、
臆病で弱い少年は消える。
恐怖は失われ、判断は最短へと収束し、
世界そのものが彼を“強者”として扱い始める。
だが、その代償として――
使うたび、恒一は少しずつ「人間」を失っていく。
これは、
最弱の少年が、最強の役割を押し付けられ、
それでもなお世界を救おうとする物語。
強さとは何か。
人であるとは何か。
世界を救う鍵は、
最も弱い少年の中にあった。