あらすじ

まずはなろうでも掲載していますが、中身は若干変えています。 あらすじ 世界を救うために壊れていく君を、僕だけが知っている。 トラウマや絶望を魔力燃料とする近未来都市「アーク」。 その繁栄は、全市民の「負の感情」を一身に吸収する一人の少女――「聖女」セレスティアの精神的な犠牲の上に成り立っていた。 毎週末、限界を迎えて「死にたい」と泣き叫ぶ彼女の元へ通うのが、僕、如月ハルの仕事だ。 僕の能力は『感情の結晶化』。 彼女の精神が壊れる寸前、その膨大な絶望を物理的な「石(ジェム)」へと置換し、彼女の心をリセット(疑似的な殺害)すること。 「ハル……、お願い、早くして……」 リセットされた彼女は記憶の一部を失い、また一週間、聖女として完璧に振る舞う。 僕たちが密室で共有するのは、処刑にも似た救済と、世界一歪んだ「添い寝」の時間。 だがある日、僕は気づいてしまった。 僕が彼女から抜き取った「絶望の石」が、街を動かす**「永久機関」のエネルギー源として高値で取引されている**ことに。 彼女は救われているんじゃない。永遠に搾取されるために、僕の手で「生かされ続けている」だけだったんだ。 ――だから僕は決めた。 次に彼女を「殺す」時、この世界そのものを敵に回しても、彼女の手を引いて部屋の外へ連れ出すと。 これは、死にたがりの聖女と感情を殺した少年が、世界のシステムに中指を立てる物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/09
  • 現在の作品死にたがりの聖女を、僕は週に一度「殺す」ことにした。 ――彼女の絶望は、世界を救う燃料になる。