あらすじ
私の魔道具に可愛げは不要です。
必要なのは高効率と耐久性だけ。
そう断言する男爵令嬢リリスは、飾り気がないという理由だけで婚約を破棄された。
彼女が手放したのは、冷たい実家と理不尽な婚約者。
そして手に入れたのは、実力主義の隣国での自由な研究生活だった。
彼女が去った後の屋敷で、インフラが次々と崩壊していくとも知らずに。
そんなリリスの前に現れたのは、冷血と呼ばれる隣国の第二王子。
彼はリリスの作った回路を美しいと評し、その技術ごと彼女への異常な執着を見せ始める。
愛の言葉の代わりに、彼は最高級の工具と無制限の予算を差し出した。
機能美しか信じない彼女は、その熱量を受け止めきれるのか。