あらすじ
「いらっしゃいませ。商品は『日常』、代価は『暴力』。──返品は受け付けません」
酸性雨が降り注ぎ、錆とネオンに沈む巨大積層都市・アケロン。
その最下層、地図からも消された第13区画に、場違いなほどファンシーなピンク色のネオンを掲げる一軒の店があった。
『MILKY KIOSK(ミルキー・キオスク)』
店主は、常に不機嫌で合理主義者の元傭兵・マキナ。
店員は、笑顔と愛嬌、そして過剰な戦闘力を振り撒くサイボーグ・チグサ。
「平和な隠居生活」を望む彼女たちの元に、ある日、上層都市(ヘヴン)から一人の「迷子」が落ちてくる。
彼女の名はトウコ。
その華奢な身体には、都市を揺るがすほどの「企業秘密」が隠されていた。
瓦礫の山で紡がれる、最強の世捨て人たちと、一人の少女の物語。