あらすじ
「男は魔法を使えない」 そんな常識の世界で、30年守った純潔と引き換えに俺が手に入れたのは、英雄たちが垂れ流した「産業廃棄物」を燃料にする禁断の「汚染魔法」だった。華やかなニュース映像には映らない場所がある。 ヴィラン(怪人)の死骸、破壊されたビル、そして正義の味方が撒き散らした有害な魔力残滓。それらを無言で片付けるのが、前科者である俺の仕事だ。「輝かしいS級英雄ブレイブ・サン! 今日も世界を救ってくれてありがとう!」 ……笑わせるな。 お前らが笑顔で手を振ったその足元で、どれだけ血反吐を吐いて尻拭いをしている人間がいると思う? いいだろう。余命半年、俺の体はもう限界だ。 俺はこの力を、復讐のためだけに使う。 輝かしい英雄諸君。震えて待ってろ。君たちの足元から、が逆流するぞ。この溜まりに溜まった10年分の「君たちが捨てた過去(ゴミ)」、生産元(ヒーロー)へ返品してやる。