あらすじ

「婚約者のいる人を奪って、死なせた。それが私の、一生消えない罪だった」 ​中三の夏、凄惨な事故で「最愛の人」を失った夏実は、周囲から『略奪の末の殺人者』と蔑まれ、自分を罰するように生きてきた。 高校での壮絶ないじめさえも、先生を忘れないための「罰」として甘んじて受けていた。 ​そんな彼女の前に現れたのは、学校で恐れられる不器用な留年生、真。 ​「死んだやつを、お前が苦しむための道具に使うんじゃねえよ」 ​突き放すような彼の叫びは、逃げ場を失っていた夏実を、残酷なほど優しい現実へと繋ぎ止める。 彼もまた、親友を守れなかった「消えない後悔」を背負って生きていた。 ​救えなかった命。守り抜こうとする命。 二つの壊れた魂が、海辺の街で共鳴し、塗り替えられていく。 ​これは、過去という暗闇に蝕まれた二人が、たった一人の「味方」を見つけるまでの、再生の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2010/08/22
  • 現在の作品君という、たった一人の味方