あらすじ

京都の大学に通う古都音(ことね)は、 中学生の頃から祖母の家で暮らす、少しお節介で好奇心旺盛な女の子。 ある日を境に、誰もいないはずの場所から 「ひとりごと」が聞こえるようになる。 仏壇の前、大学構内の大きな樹、古い物が並ぶ古本屋。 声の正体は、人ではなく――神様や仏様、そして付喪神たち。 最初は戸惑い、つい関西ノリで返事をしてしまい 周囲から怪しまれることもあったが、 古都音は次第に、“聞こえること”と“関わること”の距離を 自分なりに探るようになっていく。 気になったら、少しだけ近づいてみる。 無理だと思ったら、ちゃんと引く。 踏み込みすぎず、でも見て見ぬふりもしない。 実は祖母もまた、昔から同じ声を聞いてきたひとりだった。 特別な使命があるわけでも、選ばれた存在でもない。 ただ、聞こえてしまうだけ。 だからこそ大切なのは、 背負いすぎないこと、抱え込みすぎないこと。 これは、 日常のすぐそばにある不思議に首を突っ込み、 見て、聞いて、記しながら―― 「ちょうどいい距離」で向き合っていく物語。

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小説を読もう2026/01/09
  • 現在の作品神さまと、ちょうどいい距離 ― 神さまのひとりごとが聞こえる私、ちょうどいい距離を選びます ―