あらすじ
世界から「朝」が消えて一年。
太陽は昇らず、人類は永遠の夜に慣れはじめていた。
夜しか知らない世代として生まれた少年、ユウ・カミヤは、
封印された旧世界データを掘り起こす違法サルベージャー。
彼が求めていたのは金ではなく、
人々が失ったという「朝」の意味だった。
ある夜、ユウは謎の組織から極秘通信を受ける。
そこに映し出されたのは――
確かに存在する“本物の夜明け”。
コードネーム《サンライズ》。
それは、世界から奪われた朝を人為的に取り戻す計画だった。
ユウは、夜明けを取り戻す“鍵”として選ばれ、
《サンライズ計画》の渦中へと引き込まれていく。
だが、夜が永遠に続く世界には、
朝を望まない者たちが存在していた。
夜に支配権を見出した国家、企業、宗教、
そして「夜そのもの」を信仰する者たち。
仲間との出会いと別れ、
明かされる夜明け消失の真実、
そして――
朝が戻ることで失われる“何か”。
ユウは選ばなければならない。
世界を照らす朝か。
夜に救われた人々の未来か。
夜明けは、待つものではない。
奪い返すものだ。
これは、
夜しか知らない少年が、
世界に朝を教える物語。