あらすじ
「一目惚れなんて、あるわけない」 つい一か月前まで、二人は本気でそう思っていた 。
一人は、第一王子から「魔力を使えない無能」と蔑まれ、婚約破棄を賭けた決闘を申し込まれた公爵令嬢・カリナ 。 もう一人は、難関の「塔」を隠れて踏破した精鋭パーティのヒーラー・ソウスケ 。
出会うはずのなかった「崖っぷちの令嬢」と「平民のエリート冒険者」。 けれど、僻地の屋敷で視線が交差したその瞬間、二人は同時に悟ってしまう。 それは、頑なだった二人の心が同時に壊れる、抗いようのない【両一目惚れ】だった 。
彼女の魔力を奪っていたのは、王子が贈った呪いの塔具だった 。 その陰謀を知ったソウスケは、信頼する仲間たちと共に、彼女を勝たせるための特訓を開始する 。
これは、自らの意志で運命を切り拓く二人の、泥臭くも鮮やかな大逆転の記録。