あらすじ
身の回りのものの温度をめちゃくちゃにしてしまう力を持って生まれた白希は、集落の屋敷に閉じ込められて育った。二十歳の誕生日に火事で家を失うが、彼の未来の夫を名乗る美青年、宗一が現れる。
力のコントロールを身につけながら、愛が重い宗一による花嫁修業が始まって……。
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【あらすじ】
不思議な力を発現する者が生まれる春日美村の青年、白希は身の回りのものの温度をめちゃくちゃにしてしまう力を持っていた。
春日美村では、二十歳になるまで力を制御できないと村に大きな災いが起こると言い伝えられている。
ほとんどの者は力を発現してもコントロールできるようになるが、白希は自身の力を一向に制御することができず、他者に被害が出ることを恐れた両親によって屋敷に軟禁されることになる。
しかし二十歳の誕生日に原因不明の火事に見舞われ、次に目が覚めた時は東京の病室にいた。
困惑する白を迎えに来たのは、かつて同じ村に住んでいた青年、宗一。
彼は白希にずっと会いたかったことを告げ、プロポーズをして白希を溺愛するようになる。
外の世界を恐れ屋敷に閉じこもることを受け入れていた白希にとって、同じ力を持ちながらも東京で働く宗一は憧れであり、初恋の相手でもあった。
同郷ながらも実際に会話をしたことはなく、宗一が村を出てから文通という形で接点を持っていた。
文通は10年近くしていたものの関りが希薄な自分を助け出し、結婚まで考えている宗一に困惑する白希。だが同じ家で暮らすようになり、徐々に宗一の気持ちに気付いていく。
宗一の家系と白の家系は村では中核の存在であり、代々協力してやってきた。しかり村は厳しい仕来りが多く、宗一の父は村に嫌気がさし、宗一と妻を連れて村を出た。都会に出て自由になった宗だったが、力の暴発や裕福な自分を
利用しようと近づいてくる者ばかりの中、同じく力を恐れながらも純粋な気持ちを綴る白希の手紙が希望になっていた。
十年屋敷に閉じこもっていた為世間知らずな白希だが、祖母に教え込まれた礼儀作法と生来の素直さで親友もでき、バイトも始めるようになる。
相変わらず力の制御に悪戦苦闘するが、愛が重い宗一との毎日に止まっていた時間が動き出し、生きていてよかったと思うようになる。
穏やかな毎日に幸せを噛みしめる白だったが、
村からやってきた過激派に襲われてしまい……。
愛が重い御曹司×健気な世間知らずの青年