あらすじ
私はただ、純粋に世界を支配したかっただけ。
娘を虐待し、全てを奪い、孤独に死んだ女・マリア。
その執念は彼女を異世界へと転生させた。
聖女マリアンヌとして民衆を魅了し、孤児院の地下で子供たちの魂を糧に神へと至ろうとする彼女。
しかしある日、「ロンドの聖女」と呼ばれる一人の少女が王都に現れる。
その色のない瞳に、マリアンヌは既視感を覚える。
――あの娘。死んだはずの、私の作品…なのか?
因縁は、二つの世界を超えて交錯する。
償いなき悪と、感情を殺して生きてきた少女。
その対峙が問うのは――人の悪事は性質か環境か。