あらすじ
永遠を生きる女神ヌトセ=カームブルと、
有限を生きる人間アリオン・シー。
『地上の営みなど泡沫に等しい。
消えゆくものに、なぜ永遠なる者が手を貸す?』
「恐怖なら、とっくにある! 仲間が死に、大地が枯れ、
愛する者が闇に呑まれる――それが悔しくてたまらない!」
決して勝てぬ戦いの果てに、人は何を遺し、神は何を知るのか。
神話と世界の在り方を変えていく、その瞬間を描く前日譚。
有限の命が放つ輝きが、永遠を生きる女神の心を貫く。
「何を信じ、何を遺すのか」を問う、哀切と慈愛の神話。
「この物語の結末が、のちの『アリオン・サーガ』へと繋がる」
「旧神として君臨した彼女が、人の世で触れるのは――
温かなスープと、不器用な優しさ。時に可笑しく、
時に切ない、神と人の旅路」
クトゥルフ神話をモチーフにしたダークヒロイックファンタジー