あらすじ
この世界では、
「誰からも完全に忘れられた人間は、存在そのものが消滅する」。
それを防ぐため、国は特殊機関《記憶管理局》を設立した。
人々の記憶を監視し、消えかけた存在を“救済”する組織。
主人公・神谷ユウは、
「忘却耐性ゼロ」という致命的な欠陥を持つ少年。
彼は人よりも早く、簡単に、世界から忘れられてしまう。
そんな彼の唯一の救いは、
彼の名前を“絶対に忘れない”少女――朝霧ミオだった。
しかしある日、
ミオはユウの前から姿を消す。
世界は彼女の存在を覚えていない。
写真も、記録も、痕跡もない。
――それでもユウは覚えていた。
「たとえ世界が君を忘れても、僕だけは忘れない」
これは、
“忘れられる運命”を持つ少年が、
“忘れられた少女”を取り戻す物語。