あらすじ
幼い頃から共に育った 柏木一吾 と 白石みなみ。
一吾は18歳にして世界大会を目前に控えるプロゲーマー、みなみは急成長中の有名YouTuberとして、それぞれ異なる表舞台に立っていた。互いに夢を追いながらも、二人の関係は「幼馴染」という曖昧で壊れやすい距離のまま続いていた。
しかし、何気ない日常動画に映り込んだ一吾の存在がきっかけで、二人の“熱愛疑惑”がSNSで拡散。
白石みなみはファンからの激しい誹謗中傷に晒され、柏木一吾もまた、プロとして「弱さを許されない」世界の視線を一身に受けることになる。
精神的に追い詰められたまま迎えた世界大会。
一吾は本来ならあり得ない致命的なミスを犯し、敗北の責任を一身に背負って炎上する。
そして彼は、プロゲーマーとしての引退を決断する。
夢を失った一吾は表舞台から姿を消し、裏方としてみなみのYouTube活動を支える道を選ぶ。
撮影、編集、構成――勝負の世界で培った感覚を、今度は彼女の夢のために使い始める一吾。
炎上を経験しながらも、みなみは活動を続け、やがてチャンネル登録者数100万人を達成する。
世界に叩かれ、夢の形を変え、それでも互いを選び続けた二人。
これは、栄光と挫折の狭間で「表に立つこと」よりも「隣に立つこと」を選んだ、
超熱く、超切ない、幼馴染のラブストーリーである。