あらすじ
貧乏農村で暮らす兄妹は、村に内緒でダンジョンを作り上げた。
だがそこから出てくるのは、金貨でも武器でもなく――
パンや果物といった、ささやかな食べ物だけだった。
一見しょぼいそのダンジョンには、いくつかの奇妙な「ルール」がある。
宝箱はいつでも出るわけではなく、使い続ければやがて何も返さなくなる。
モンスターの存在、エネルギーの循環、そして成長――
生活のため、未来のため、そしていつか村を救うために。
兄妹は小さなダンジョンを相手に、少しずつ試し、学び、工夫していく。
これは、世界を変えるにはあまりにも小さなダンジョンから始まる、
地味だったはずの物語。