あらすじ
1940年4月。
雪と風とともに、戦争がナルヴィクにやって来た。
ラース・アンデルセンは15歳だった。何も望んではいなかった。ただ、そうやって徴兵されただけだった。
ナルヴィクの前にはオスロがあった。平凡な休日、そして爆発。母親と妹が彼の目の前で亡くなった。それ以来、その瞬間が予告なく蘇る。目を覚ましているときでも。真っ昼間でも。
ナルヴィクでは、すべてが混乱していた。命令は変わり、陣地は持ちこたえたかと思うと、また失われた。兵士たちはほとんど話さなかった。何人かは跡形もなく姿を消した。寒さは体の中に入り込み、やがて心の中にも入り込んだ。連合軍は到着し、去っていった。そして、何の味わいも残さない勝利をその場に残していった。