あらすじ
宮廷魔法使いアルス・ギルバートは、平民出身ながら「夜の警備」を一任されていた。
一見すると暇そうに立っているだけの彼を、騎士団長は「税金泥棒の無能」と蔑み、冤罪を着せて追放(投獄)を言い渡す。
だが、彼らは知らなかった。
アルスが毎晩、敵国から送り込まれる『特級暗殺者』の精鋭たちを、人知れず迎撃し続けていたことを。
そして、この国の平和が、アルスの圧倒的な「防御結界」と「迎撃魔法」だけで保たれていたことを。
「もう二度と、この国に戻ることはない」
アルスが去った直後、王国には数多の暗殺者がこぞってやってくる地獄絵図に。
一方、自由の身となったアルスは、偶然立ち寄った辺境の貧乏村を気に入ることに。
彼はその規格外の防御魔法を駆使し、村をドラゴンさえ通さない『難攻不落の要塞都市』へと作り変えていく。
これは、最強の守護者を捨てた国が滅びゆくのを尻目に、追放された男が世界一安全で豊かな「最強国家」を築き上げる、逆転の物語。