あらすじ

「ちょっ………! わさん、こがん所で何ば………!」  枝吉は耳元で言った。 「心配するな。ここでは抱かん」 「だっ………」  あまりに直截に言われて、絶句する。 「今夜亥の刻、宿直室に来い」 舞台は幕末の肥前佐賀。29歳の佐賀藩士島団右衛門は、早くから神童とうたわれた傲岸不遜な同い年の従兄、枝吉世徳に思いを懸けられている。強引なその振る舞いに振り回されはしても、島にとって枝吉は他の誰よりも心許す大切な友だった。 【登場人物紹介】 □枝吉世徳:号は神陽。29歳。半年前に江戸留学から帰国して藩校弘道館の国学指南役に就任した。島団右衛門は母方の従弟で、近所住まいの幼馴染。 幼少より神童と言われた俊英で、後に義祭同盟を立ち上げ、肥前の尊王派の中核となる。副島種臣の実兄。 □島義勇:名を団右衛門、通称団にょん。藩主鍋島直正の外小姓兼弘道館の目付役。

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エブリスタ
エブリスタ2019/08/08
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