あらすじ
世界に魔素が満ち、ダンジョンと『スキル』が常識となって二十五年。
都幕カケルは、働きたくなかった。
大学卒業後も定職に就かず、レアスキル『確率操作』を使ってカジノでイカサマをし、日銭を稼ぐ自堕落な日々。
だが、そんな天国は長くは続かない。
ついにカジノから「不正認定(出禁)」をくらい、楽して稼ぐ手段を絶たれてしまったのだ。
「働きたくない。でも金は欲しい」
追い詰められたカケルが、ベッドの上でゴロゴロしながら思いついた起死回生のアイデア。
それは――『自らの命を賭けたダンジョン配信でバズり、一生遊んで暮らすこと』。
装備はジャージに鉄パイプのみ。
ポーション? 持ってない。代わりにドローンを買った。
命をチップ代わりにベットして、物理法則をバグらせながらダンジョンを蹂躙していくカケル。
その狂った姿に、視聴者は戦慄し、やがて熱狂していく。
これは、無為に人生を浪費したかっただけの男が、バズりたい一心で「確率」を捻じ曲げ続け、結果的に世界を救ってしまう(予定の)物語。