あらすじ
「銃は時代遅れ。我が一族の剣の、錆にすらなれぬ遺物よ」
人型兵器――機晶体(エングレイブ)との共鳴が全てを決める国立・天秤至上兵装学院。圧倒的1位「終焉」が君臨し、次席には名門・西園寺家の「淡桜の白金」凍華が控える実力至上主義の聖域に、没落した九条家の末鋭・焔が転入する。
彼が携えるのは、旧時代の遺物と蔑まれるハンドガンの機晶体・アイリス。だが彼女には、現代の機晶体が失った禁忌の機能【換装(アームド・ユニット)】が備わっていた。
「アイリス、世界を書き換えるぞ」
「了解、マスター。――焼き尽くします」
伝統の型を粉砕する規格外の銃が、学院の歪んだ天秤を揺らし始める。