あらすじ

これは今よりも多くの情報で溢れている世界の話。    『次世代型指定環境都市プロジェクト』の名のもと、東京を中心として五つの都市がそのプロジェクトの対象として選ばれた。  可能な限り近代化しながら、自然環境は次世代からその先までそのまま繋げる持続可能な社会の実現の為、莫大な費用を投じて推進されたそれは、当初こそ大きな批判を浴びたが、生活と交通、二つのインフラの大幅改善や第一次産業への手厚い支援制度により、指定都市の生産性と人口は飛躍的に増加し、プロジェクト開始から10年後の現在では、十五の都市がこのプロジェクトのもとで再開発をスタートしようとしていた。 だがそれは表面的な話であった。 それらの費用が全て政府の税金から出されている訳ではない、『御三家』と呼ばれる大正時代から続く秘密結社の出資が大半を占めていた。 現代に至るまで人々を悪魔と呼ばれる存在から秘密裏に守護していた彼らは、90年代末から急激に悪魔が増えたことを危惧していた。そしてそれに呼応するように覚醒する悪魔の力を装甲に変え、その身に纏う異能者『魔装(クラッド)使い』の存在にも。 八幡奉神学園、通称「八神」。ここにはクラッドに目覚めた少年少女と未来の悪魔召喚師達が集められ、悪魔への対処と己の力の使い方と向き合い方について学んでいた。 そんな学園に転校することとなった新たなクラッド使い、天嶺焔真は自身の内で燻る、炎の囁く声に苛まれていた。 『全てを燃やし、全てを断ち切れ』 クラッド使いでありながら、装甲を纏えず、ただ一振りの日本刀『ヒノカグツチ』を出すことしか出来ない彼を、待ち受けるものとは……

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カクヨム
カクヨム2025/05/27
  • 現在の作品BLood CLad〜魔装使いと召喚師の学園〜